French Elixir Japan

エースオブカンパニー

French Elixir Japan

ワインを好きになるきっかけを
より多くの人に届けたい
代表木下 美優
French Elixir Japan
フランスワインの輸入販売

事業内容と事業の強みを教えてください。
事業の主な強みは、ワイン初心者やワインが苦手な方にも気軽に楽しんでいただけるワインを提供していることです。私がこだわりを持って取り組んでいるポイントは以下の三つです。
まず、一つ目の特長は、ワインが一種類のぶどうから作られていることです。これにより、ぶどう本来の味わいを存分に味わっていただくことができます。
次に、エチケット(ラベル)にぶどうの品種を記載しています。ワインの世界ではこれは必須ではありませんが、私たちは消費者にどの種類のぶどうから作られたワインを飲んでいるのかを知って頂きたいと思っております。
そして最後に、ワインの製造工程の特徴です。ワインは樽で発酵されるものもありますが、その結果ワインに樽由来の香りや味わいが感じられるものがあります。樽のニュアンスではなく、ぶどう本来の香りを楽しんでいただくために、ステンレスタンクを使用しています。
これらの取り組みにより、ワイン初心者の方でもブドウの特徴を知ってもらい、お気に入りの品種を見つけてほしいという想いを持っています。

起業までの経緯を教えてください。
幼少期から起業の夢を抱きながらも、最初はワイン事業ではなく、貿易に関する仕事に強い興味を持っていました。
3年前、1年間オーストラリアで日本語補助教室の先生を経験しました。その経験から、オーストラリアの人々が「おにぎり」という日本の普通の食べ物に感動し、他の国では当たり前のものがこれほど感動を与えるのかと驚きました。
この出来事がきっかけで、ますます貿易関係の仕事に興味を抱くようになりました。
帰国後、商社のインターンシップの一環として5ヶ月間カンボジアに滞在する機会がありました。その時、偶然にもワインの輸入販売についての話を耳にしました。以前から貿易関係の仕事に興味を持っていたこともあり、私はワイン初心者を対象にしたフランスワインの輸入販売事業を始めることにしました。

苦労した話はありますか。
私はカンボジア滞在中、偶然にもフランスからカンボジアへワインを輸入している方と出会いました。その人から「フランスのワインを日本に輸入してみないか?」という提案を受け、そのアイデアに興味を抱きました。そこから私はそのプロジェクトを進めることを決意しました。
帰国後、ワイン輸入事業を始めるために必要な酒販免許を取得するなど、準備を進めていきましたが、カンボジアで出会った人との連絡が途絶えてしまったのです。
この状況に絶望しましたが、私はフランスワインの輸入販売を絶対にすると覚悟を持ってやっていたので、格安の航空会社を利用し、自分と共通の理念を持つワイナリーを見つけ出す為にフランスへと向かいました。
結果的に、私は今のワイナリーと出会うことができました。この道のりは困難なものでしたが、努力と決断の末、望んだ結果を手にすることができました。

仕事を行う上で大切にしていることを教えてください。
現在、私はソムリエの資格取得に向けて日々精進しています。しかし、どんなに深い知識を身につけたとしても、ワイン初心者の視点を忘れず、ワインの楽しみや美味しさを伝えることに心掛けています。ワインへの初心を大切に、自身の仕事に情熱を注いで参ります。

会社として今後チャレンジしたいことを教えてください。
現在は飲食店向けに販売しておりますが、今後は結婚式場や披露宴など、より多くのシーンでお客様に私のワインをお楽しみいただけるような取り組みを推進して参ります。 私の取り扱うフランスワインはその飲みやすさを特徴としており、ワインに興味がある方ならどなたでも気軽にお試しいただきたいと思っております。是非、一度ご賞味頂けると嬉しいです。

個人としてチャレンジしていきたいことを教えてください。
家族や友人含め今まで支えてくださった方々に、恩返しをしていきたいです。事業一つにしても、数々の困難がありました。困難にぶつかる度に、あらゆる方々が手を差し伸べてくださり、ここまでやってくることができました。感謝の気持ちを忘れず、日々できることから恩返ししていきたいと思っております。