株式会社Switz

エースオブカンパニー

株式会社Switz

お客様とライターを繋ぐ
“架け橋”となる
代表取締役中川 里美
株式会社Switz
ウェブライティングサービス

事業内容を教えてください。
当社の事業内容は、主にウェブライティングサービスを提供しています。ライティング全般を承っており、特に多い案件としては、SEOコラム記事の作成や、企業様の代表の方、社員の方、あるいはエンドユーザー様へのインタビュー記事作成などです。業種を問わず幅広く対応しており、その他にはLPライティング、動画シナリオ作成、翻訳案件なども手掛けています。
現在、105名のライターが在籍しており、幅広い案件に対応できるのが弊社の強みです。お客様のニーズに合ったライターを選定できるため、「一貫して対応」できる点も評価いただいております。

起業した経緯を教えてください。
元々、私は20歳の時にライターになりました。学生時代にバックパッカーをしていた際、アメリカで偶然出会った日本の方が東京でウェブメディアの会社をされており、その方から「ライターを探しているからやってみないか」と声をかけていただいたのがきっかけです。それまでは特別な経験はありませんでしたが、InstagramやFacebookで旅の記録などを書くのが好きだったので、それを見て声をかけてくださったのだと思います。
その後、25歳の時に現在の会社を継ぐことになりました。当時は飲食店を経営している会社でしたが、継いで直後にコロナ禍となり、飲食店や民泊など全てを手放すことに。会社という「箱」が残った中で、20歳からずっと続けてきたライターの仕事を活かそうと考え、ライター専門の会社として事業を転換しました。

仕事を行う上で大切にしていることを教えてください。
弊社のホームページにも掲載していますが、ライター業界全体の質を上げることをメインに考えています。コロナ禍やテレワークをきっかけにライターという職種は広がりましたが、誰もが挑戦しやすいからこそ、その質が見えにくいという課題があります。クラウドソーシングサイトなどではスキルの見えにくいライターさんもいるため、弊社では実績のあるライターに所属していただき、さらにライター教育制度も設けてスキルアップを支援しています。登録ライターの方にはできるだけ仕事をお任せしつつ、自身のスキルアップも図ってほしいと考えています。
また、クライアント様に対しては、ライターを探す手間や、進捗管理の手間をできるだけなくし、「丸投げ」で全てお任せいただけることを強みにしています。お客様のニーズに沿った最適なライターを選定し、最適な提案をすることを心がけています。
月100本以上の大型案件なども手掛ける場合は、構成担当、キーワード選定担当など、組織体制で動くこともあります。ライターさんとは密にコミュニケーションを取り、新しい実績があれば共有してもらうなど、実績だけでなく人間性も重視して案件をお任せしています。

現在の企業課題/事業課題について教えてください
企業課題としては、ライター教育のさらなる充実を考えています。クラウドソーシングサイトなどでは非常に安価な単価で仕事をしているライターさんもいますが、そのような状況をなくしたいという思いがあります。弊社に登録していただくことで、ライターがスキルアップでき、きちんと仕事を得られるような仕組みを今後も作っていきたいです。
また、お客様に対して「できません」とは言いたくないので、提案力をさらに上げていきたいと考えています。弊社の対応範囲を広げ、「ここまでできますよ」という提案ができるようにしていきたいですね。
現在、100名近くのライターが集まっているのは、元々私自身がプレイヤーとして活動していた際に、自分のリソースが足りない時に知り合いのライターに仕事を振っていた経験から、組織化しようと考えたのが始まりです。まず知り合いのライター10名ほどに声をかけ、そこから「この会社はお仕事がもらえるし、教育もしてくれる」とライターさんからライターさんへと紹介が広がり、今の規模になりました。特に医療や不動産、金融関係など専門ジャンルの案件が多く、メディカルライターがメディカルライターを紹介してくれる、といった繋がりも多いので非常に助かっています。

企業としての最終的な目標を教えてください。
最終目標は、ライターさんがもっともっとスキルアップできる環境を整えることです。そして、「ライター」という存在の認知度を上げていきたいと考えています。ライターという職業自体があまり認識されておらず、どのような時にライティングのニーズが発生するのか、どう活用すれば良いのか分からない方が多いと感じています。そのため、ライターの認知を広める活動にも力を入れたいです。
具体的な目標としては、「ライターを活用したことのない会社をゼロにする」ことです。「これ困ったな、どうしよう」と思った時に、「ライターに依頼しよう」と思ってもらえるような世の中に変えていきたいですね。そして、「ライターの依頼ならもうスイスでしょ!」と言っていただけるような会社にしていきたいと考えています。
現状、弊社へのご依頼はエンドユーザー様から直接いただくことは少なく、制作会社様やウェブマーケティング関連の企業様から下請けとしてご依頼いただくことが多いです。制作会社様がメディアを構築する際のコンテンツ制作や、クライアント様のホームページ作成におけるブログ執筆などで弊社をご活用いただいています。

今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。
あまり良くないのかもしれませんが、結構満足してしまっているところがありますね。20代の頃にバックパッカーをして、海外を巡ったり、ボランティア活動もたくさん経験したり、様々なアルバイトも経験したので、もう十分やりきったという感覚があります。あまり物欲もなく、夫に誕生日に何が欲しいかと聞かれても「美味しいもの食べに行こう」くらいしか思いつかないんですよね。会社としては、もっと高い目標を持った方が成長できるのかな、とも考えています。
ただ、海外移住には少し興味があります。アジアが好きなので、アジア圏が良いですね。これまでに30カ国以上は行きましたが、全て貧乏旅でした。英語は全く話せませんが、海外での刺激や、日本とは全く違う景色にいつも新鮮さを感じていました。世界がもっと広いということを実感できたのは大きかったです。
旅先での出会いは本当に大切にしていて、20歳の時にライターになるきっかけをくれた会社の代表とは今でも連絡を取り合う仲ですし、親友は南米の旅で出会った人です。旅先での出会いが一生ものになっていることが多いので、やはり旅は良いなと思います。