Enstar Holdings株式会社

エースオブカンパニー

Enstar Holdings株式会社

サポートする企業や
人々が輝いてほしい
代表取締役山口 大輝
Enstar Holdings株式会社
コンサルティング事業
グループサポート事業

事業内容と事業の強みを教えてください。
ホールディングスカンパニーとして、複数の子会社の経営サポートや経営コンサルティングを主な事業としています。
現在、子会社は3社ございます。
1社目は、ライター事業を展開する会社です。110名ほどのライターが在籍しており、企業様のPRやインタビュー記事の作成を主軸に、広告やWeb、SEOに関するコンサルティング、そしてライターの教育事業も行っています。もともとは妻が経営していた会社で、私があとからサポートとして参画しました。
2社目は、ベビーシッターの会社です。在籍しているのは保育士または看護師の資格を持つベビーシッターのみで、質の高いサービスを提供しています。一般のご家庭への派遣はもちろん、タワーマンション専属の付加価値サービスや、ファミリーホテルへの駆けつけサービスなども展開しています。また、近年AIが人間の左脳の役割を担いつつある中で、お子様の右脳を活性化させる幼児教育事業にも力を入れています。
3社目は、建設会社です。建設業界は深刻な課題が多く、コンサルティング事業でも頻繁に接する業界です。私自身も建設業の事をもっと深く知れたらと思っていた矢先、志高い建設業界の独立志願者と出会い、設立を決めました。今後はコンサルの立場としてではなく、建設業の一経営者して建設業界と接して業界に貢献していきたいと考えています。

起業までの経緯を教えてください。
前職の会社には長く在籍し、社員の皆も家族のような存在で大好きでした。しかし、AIが急速に発達していく中で、妻が経営するライターの会社、つまり文章を作る会社の未来に少し不安を感じるようになったのです。
「このままではAIに仕事が奪われてしまうのではないか」。もちろん、今すぐどうこうなるわけではありませんが、今後のAIの進化スピードを考えると、2〜3年のうちにAIと共存できるような業態へ転換する必要があると感じました。
自分自身の知識や経験では、その事業転換には2〜3年かかると見込みました。そこから逆算し、本格的にこの業界のことを学び、妻の会社をサポートするために、前職を辞めてこちらの事業に参画することを決意したのが経緯です。

企業理念の決め手を教えてください。
社名の「En-Ster(エンスター)」は、”星”を意味する「Star」に、否定を意味する接頭辞「En」を組み合わせた造語です。
これは、**「輝くのは私ではない」**という想いを表しています。私が輝くのではなく、私がサポートする企業や人々が輝いてほしい。その想いが全ての根底にあります。
この理念は、会社のロゴにも色濃く反映されています。
このロゴは、全体として**「木」**をイメージしています。私が木となり、子会社という「葉」を支え、彼らが芽吹き、大きく成長していくのを支え続けたいという想いを込めました。
また、デザインにはいくつかの意味を重ねています。私の名前である**「山口」の「山」と、「En-Ster」の頭文字である「E」を上向きにした形をモチーフにしています。さらに、ギリシャ文字に**「Ψ(プサイ)」**という文字があるのですが、これには「超能力」といった意味が込められています。
私がこれまで培ってきた経験や能力で、関わる企業を力強くサポートし、上向きに成長させていきたい。そういった様々な意味を掛け合わせて、このロゴは生まれました。最終的な仕上げはデザイナーさんにお願いしましたが、原案はAIと対話しながら作り上げた、思い入れの深いロゴです。

仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。
私自身は実業を持たず、子会社の社長たちがそれぞれの現場で奮闘してくれています。彼らは日々の業務に追われながらも、会社の未来を見据えなければならず、非常に大変な立場です。
事業のメインとは直接関係のない採用や法務、経理といった知識も常にインプットし続けなければなりません。
そこで私が最も大切にしているのは、「社長たちの代わりに、私がインプットし続ける」ということです。世の中にある様々な商材やサービスの情報に毎日触れ、それを自分の中でフィルターにかけ、「この情報はA社に有益だ」「これはB社に今すぐ必要だ」といった形で整理し、最適なタイミングでアウトプットしていく。このサイクルを絶対に止めないように心がけています。
具体的には、毎日2〜3つは他社様のサービス内容を聞いてインプットし、知識を蓄え続けることを徹底しています。

企業としての最終的な目標を教えてください。
最終的な目標地点は、状況に応じて常に更新されていくものだと考えています。
子会社の社長たちは、それぞれが「自分たちのサービスを通して世の中をこうしていきたい」という熱い想いを持っています。
一方で、私自身にはそういった実業を通したビジョンはあまりありません。私はどちらかというとエゴが強い人間で、**「自分自身が守れると決めたものを100%守り切りたい」**という想いが全てです。
ですから、私の目標は、私と一緒に事業をやることを選んでくれた社長たちが掲げる企業理念やミッション、ビジョンを、100%叶えられる状態を作ること。そして、彼らが「山口と一緒にやったから、思い描いていた未来が実現できた」と思ってくれること。
それが私の長期的な、そして最終的な目標です。どういう人と一緒に歩んでいくかによって私のミッションも変わっていきますが、その「実現を約束する」という根幹の部分は、これからも決して揺らぐことはありません。

今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。
幸いなことに、弊社がサポートする子会社はそれぞれ全く異なる事業領域にいます。
今後のチャレンジとしては、それぞれの会社が持つサービスを**「刷新」**し続けていきたいと考えています。
「刷新」とは、サービスのレベルを上げ続けることであり、同時に、その時代に合った新しいサービスを常に作り出し、世の中に提供していくことです。今あるリソースを最大限に活用しながら、未来に流行るであろうものを今の業態に合わせて生み出し続ける。その挑戦を、各事業の中でどんどん仕掛けていきたいです