合同会社Yoridocoro

エースオブカンパニー

合同会社Yoridocoro

誰かの“次の一歩”をつくる会社
代表社員中村 佐恵子
合同会社Yoridocoro
人事コンサルティング
コーチングセッション
研修事業
精油を使った化粧品開発・販売

事業内容と事業の強みを教えてください。

現在、合同会社Yoridocoroとして、4つの事業を展開しています。
まず1つ目は、人事コンサルとしてどのような人事課題にもソリューションを提供していきます。
外資系企業にて、人事ヘッドや人事ビジネスパートナーとして、国内外の人事やエグゼクティブの方々と協業してきましたので、クライアントのニーズを聞き取って、最適な方法を提案し、改善していきます。
・スタートアップ企業の就業規則や人事規定策定や、オンボーディングのコンテンツ作成、ベネフィットの策定、エンゲージメントや1On1、人事評価の設計など企業にとって必要な人事プログラムの作成を行います。
・上場企業の採用戦略構築や、企業のブランディング醸成もお手伝いします。

二つ目は、コーチングセッションです。
・社外メンターとして女性管理職を対象にメンタリングを行い、彼女達の悩みに寄り添います。また管理職向けのコーチングセッションを行い、傾聴や質問を繰り返しクライアントが自らの課題に対し、自問自答しその方が本当に望まれている将来やアクションを明確にするお手伝いをしています。

三つ目は、研修です。企業や個人から依頼された目的に則ってカスタマイズしています。
例えば、管理職の皆さんの強みを把握し、強みの補完関係構築や、マネージメント強化研修。
面接対策研修や、魅力的に見せる職務経歴書の作成法
学生向けの研修もこれからスタートしようと準備しています。将来に明るい展望を見出せない現代の学生達に自身の強みを把握してもらい、彼らに必要な研修を、ストーリーを持たせながら、教えて行きます。この研修は学校にとってもブランディングになると信じていますし、何よりも将来をある若者たちに、自分の将来は素晴らしいと感じてもらえると考えます。

最後四つ目が、精油を使った化粧品の開発・販売です。
以前沖縄の離島を訪れた際、神秘的な香りのする精油を見つけ、それから長い間、クオリティの高い精油を探していました。模索してきたものが最近やっと見つかり、自分の夢の実現に向けて進捗があり、クオリティの高い精油を消費者にお届けしたいと考えています。まずは国内のスパを相手に営業をかけ、インドネシアやタイのようにスパ天国の地にグローバル展開していきます。


起業までの経緯を教えてください。

30代から起業を目指してきました。必ずチームメンバーに「佐恵子さんはリーダーシップや経営者思考があるので、「社長」と言うポジションが合っている」と言われる機会が多かったのが起点となっています。私自身は自分が「社長」のイメージはなかったのですが、新しい発想やアイディアが湧いてくるので、起業をチャレンジしてみたいと考えていました。しかし企業で働いていると、目の前の仕事や海外出張が多かったので、あっと言う間に1年が終わることが多く、真剣に向き合うことができずに先延ばしになっていました。
直近はコンサルティングファームの人事に席を置いていましたが、とても保守的な会社だったので、チャレンジができず「息苦しい日々」を送っていましたので、企業に属するのはこれで終わりにしよう!と決断し、自分の多岐に渡る知見を使って、個人や企業のサポートをしようと決心し2025年3月に独立しました。
自分は一番よりも二番になりサポートする方が似合うと考えていましたが、やはり好きな事に集中し様々なアイディアを形にしていくのが、自分らしいと感じています。


今までで一番辛かったことを教えてください。

一番辛かったのは、金融業界の日本法人の人事部長兼人事ビジネスパートナーとして就労していた時です。日本の人事を全て管理し、さらにAPACや本社エグゼクティブともコミュニケーションを取らなければならないポジションでした。月に何度もシンガポールへ行き、その合間にニューヨークへも出張するという、常に飛行機に乗っているような状況でした。
ニューヨークに滞在中、夜中の3時に日本から電話が鳴るんです。それはちょうど日本の昼過ぎで、問題があったので外国人の社長が電話をかけてくるのです。その時、「ああ、寝る時間も私には許されていないのだな」と感じました。いつになったら十分な睡眠が確保できるのだろう、いつ満足に休めるのだろうという頭がずっとありました。
当時は「私が我慢すればいい」「自分さえ乗り越えれば全てうまくいく」という自己犠牲の考えで働いていたので、倒れてもおかしくなかったと思います。
そんな時、プロのコーチから「中村さんは、なんで自分に優しくできないのですか?」と言われたのです。私の中には「自分に優しくする」と言う考えは全くなかったので、衝撃でした。そこで私自身、自問自答が始まり、「自分に優しくするって何だろう」「優しくするのとしないのでは、何が違うのだろう」と考えた結果、「自分の人生なのだから、自分のことを一番先に考えなきゃいけない」と腹落ちしたのです。
これをきっかけに、「自己犠牲」の考えで働きがちな日本人を、私もサポートしたいと思い、コーチングを学び始めました。自分の人生なのに、私が楽しいと思えないことをなぜ自ら選択しているのだろう、これは本当にやりたいことなのか、と深く考え、働き方を変えることができました。


仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。

一番大切にしているのは、社会貢献をしたいという思いです。
道に迷っていらっしゃる方がいたらその方のお手伝いをしたい。企業がリアルな人事で分からないことがあればどんなことでも助けたい。私の言葉で少しでも楽になれる方がいらっしゃったら、いくらでもエールを送りたいといつも考えています。
自分自身の知見を使って、少しでも状況が改善できるようなサポートをしたいという一念があるのです。それがどのようなお仕事でも、どのような方とお話する時も、私のコアとなっています。「誰かの役に立ちたい」という強い思いが、皆さんの拠り所になりたいと、社名にも込められています。


企業としての最終的な目標を教えてください。

最終目標は、4つのビジネスをバランスを取りながら大きく展開することですが、やはり一番やらなくてはいけないと考えているのは、学生の皆さんにエネルギーを与えたいです。
2、3年前から学生の方々とコミュニケーションする機会が増え、LinkedInでメッセージをくれる方もいます。その中で、驚くほど優秀なのに、「自分に自信がないから社会に出るのが怖い」「こんな自分なんていなくなってしまった方がいいと思う」と口にする学生が多いことに気がつきました。
助けて欲しいのに周りに頼れる人がいない学生が沢山いる。そんな彼らに、私が今までの知見を活かしてできることは、自分の「強み」を分かってもらうことです。強みが分かれば、それが彼らの精神的な支えとなり、これから強く生きていけると思うのです。
私自身、去年アメリカ・ギャラップ社のストレングス・ファインダー・グローバルコーチの資格を取得しました。アセスメントの結果、私のトップファイブの強み(ポジティブ、コミュニケーション、親和性、学習欲、収集性)を見た時に、「このポジティブがあったからこそ、すごく辛い人生をサバイブできたのだ」と腹落ちしたんです。これを学生の皆さんにも学んでもらって、もっともっとその強みにフォーカスし、さらなる強みにしてもらいたい、という思いがあります。
この学生支援の活動を広げるために、今後は社団法人を作る準備も進めています。


今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。

一日も早く学生向けの研修を確立し、学生の方々に自信を持って、ご自身の将来を考えてもらうことです。
来年は営業も必要になると考えているので、都内の学校から提携できるようお話してまわりたいです。
また、現在社外メンターを行っておりますので、母体となる企業様とのコラボも視野に入れています。
学生の方々に100%自分自身の強みを把握した状態で、社会に出てもらいたいと切に願っています。
また、クオリティの高い精油を広く展開したいですね。
現在シャンプーやトリートメントを作っていらっしゃる信頼のおける企業様とはお話していますが、とても素晴らしい精油なので、本質を分かってくださる企業様とお話したいです。
来年は精油を増産して販売チャネルを拡大しようと考えています。
自分のアンテナや直感を信じて、本当に好きな仕事をして行きたいと考えています。