私は丹波篠山出身で、幼少期から祖父を中心に農作業を手伝いながら育ちました。幼少期の頃、両親が共働きだったため、毎日田んぼに出ている祖父について行き、泥んこ遊びをしたりする私の遊び場でした。田んぼは私にとって、祖父との想い出の場所です。
20歳になり、都会暮らしをしたいと大阪に上京しました。最初は、営業力を身につけるため、建築資材の営業職に就きました。ところが、祖父が体調を崩して、繁忙期など農業を手伝いに帰ってました。
私は営業職を続けたかったため、両立に苦労しましたが自己スキルを高める為に営業職を続けました。 ところが、営業職2年目の時に祖父が亡くなってしまいました。 祖父を中心として農業をしていた事もあり、後継者問題が浮上し、農地を売却する話も持ち上がってきました。自分が幼い頃から遊んでいた想い出の田んぼが失われることになると考えた時、とても寂しい気持ちになりました。
この農地と祖父の気持ちを引き継ぐことを決意し、事業を始めました。これから、生産から販売まで全てを自分で行い、祖父から受け継いだ農地を守るために、私は全力を尽くして参ります。

現代社会において、高齢化が進み、農業人口は低下傾向にあります。私はこの状況を打開し、農業を魅力的な職業として発信することで、農業の持つ可能性を引き出すことが必要だと考えています。
農業は自然と向き合い、人々の生活に貢献するやりがいのある仕事です。私はこの魅力を共有・発信し農業人口の増加と農業の素晴らしさを全国に広めていけると思っています。