SUNNYDAY株式会社
▼企業に、日本に活力を。
貿易事業
BPO


事業の柱は複数ありますが、現在の中心となっているのは「外国人材の紹介事業」です。それに加えて「貿易事業」、そしてオフショアでの「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、AI・システム開発事業」といった領域にも力を入れています。
売上のメインは人材紹介事業になります。国内在住の外国人材、あるいは海外から日本でのキャリアを志す優秀な方々を、人材を求める日本の企業様へと繋ぐ役割を担っています。企業のグローバル化が進む現代において、非常に重要な役割だと自負しています。

私が昔から愛読していた故・石原慎太郎さんの著書からの影響です。彼は強力な移民推進論者として知られていますが、その根拠は極めて論理的でした。人類学的に見れば、古来、日本列島に住んでいたアイヌの人々や琉球の人々と、大陸から渡ってきた人々が交わることで、より優秀で多様性に富んだ民族が形成され、それが今日の豊かな日本文化の土台となった、というものです。この考えに深く共鳴し、これからの日本がさらに発展するためには、多様なバックグラウンドを持つ人々との共創が不可欠だと確信するようになりました。
それは「できない約束はしない」ということです。ごく当たり前に聞こえるかもしれませんが、私にとっては事業の根幹を成す哲学です。
私は、「信用」というものを目には見えない最も価値のある“通貨”だと捉えています。この信用通貨は、日々の誠実な行動によってしか蓄積できません。安易に「できます」と言わず、一度交わした約束は、どんな困難があっても必ず守り抜く。この地道な積み重ねが、お客様やパートナーとの揺るぎない関係を築き、結果としてビジネスを成長させてくれると信じています。ですから、信用を損なう可能性のある行動は、決して選択しません。


スタートアップである我々にとって、最大の課題は「人材育成」に尽きます。
私たちの事業は、完成された製品を売るのではなく、お客様の課題解決に寄り添うサービス業です。これは昔の言葉で言えば「御用聞き」の商売ですが、私はこれを「お客様の潜在的なニーズまで汲み取り、期待を超える価値を提供する専門職」だと定義しています。そのためには、サービスの知識やスキルはもちろんのこと、社員一人ひとりの「人間力」が何よりも重要になります。人間力を高め、その集合体として強い組織を創り上げていくには、一朝一夕にはいかず、粘り強い教育と時間が必要です。
さらに、現代の日本は円安や技術力の相対的な低下など、グローバルな競争環境が非常に厳しくなっています。特にAIの分野では、残念ながら中国やアメリカに大きく遅れを取っているのが現状です。このような状況下で、国内市場だけを見るのではなく、積極的に外貨を獲得していけるような、多角的・国際的な視点を持つ人材をいかに育て、確保していくか。これが、当社の成長を左右する極めて重要なテーマだと認識しています。

実は、あえて具体的な最終目標というものは設定していません。これは決して将来を悲観しているわけではなく、むしろ企業の可能性を最大限に引き出すための戦略的な判断です。
なぜなら、企業という生き物は、最初に計画した「プランA」が必ずしも成功し続けるとは限らないからです。むしろ、事業を進める中で生まれた「プランB」や「プランC」が、いつしか主事業を凌ぐほどの柱に成長していく。こうしたダイナミズムこそが、企業経営の面白いところであり、本質だと考えています。
例えば、トヨタ自動車は自動車だけでなく様々な事業を手がけていますし、パナソニックも家電事業以上に住宅事業などが大きな利益を上げています。もし彼らが祖業だけに固執していたら、今の姿はなかったでしょう。
ですから、現時点で着地点を固定してしまうと、変化の激しい時代において柔軟性を失い、大きなチャンスを逃すことになりかねません。我々は特定のゴールを目指すのではなく、常に市場の変化に対応し、その時々で最善の道を選び取りながら、永続的に成長していく企業でありたいと考えています。


