株式会社みそら

連綿と続く想いを
家系図で未来へ
代表取締役塩崎 明子
株式会社みそら
家系図作成
自分史・ファミリーヒストリー作成

Q事業内容を教えてください。

弊社は「贈り物」をコンセプトに、家系図の作成から製本までを一貫して行うサービスを提供しています。一般的な家系図作成に加え、江戸時代の古文書の解読、お寺への現地調査、時には同じ苗字の方への聞き取り調査なども行います。
特徴的なのは、名前の羅列だけでなく、文章や写真で家族の物語をまとめる「ファミリーヒストリー」の作成や、お墓の承継に関する相談、さらにはご自身で家系図を作りたい方向けの講座運営など、多角的に「家族の歴史」を形にしている点です。専門のスタッフと共に、戸籍を遡ることで判明する約200年前(幕末〜江戸時代)からの命のバトンを、桐箱に入れて子孫へ残すお手伝いをしています。


Q起業までの経緯を教えてください。

大学時代は政治家を志していましたが、若手起業家が活躍する時代を目の当たりにし、「ビジネスで社会を変える」姿に惹かれ、リクルートに入社しました。当初は人材研修の事業で起業しましたが、その直後に妊娠が分かり、働き方の再考を迫られたんです。そんな折、自身のルーツを調べて家系図を作ってみたことが、人生の転換点となりました。目に見えない「根」である先祖を可視化することで、自分自身の軸が整う感覚を覚えたんです。「これは日本の少子化や家族の希薄化を止めるツールになる」と確信し、この事業に舵を切りました。


Q今までで一番辛かったことを教えてください。

「正解のない仕事」ゆえの難しさは常にありますね。ある時、家系図と自叙伝の制作の依頼を受け、お父様には大変喜んでいただいたのですが、息子さんからは納得が得られず、結果として満足のいく形で終えられなかったことがありました。一度しか作らない大切なものだからこそ、期待に応えきれなかった悔しさは今も忘れません。
また、手探りで始めた事業だったので、採算度外視で調査に没頭し、赤字が続いて苦しい時期もありました。それでも、一件一件の調査で得た経験値が、今の私たちの専門性を支える財産になっています。


Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。

「未知のことでも、まずは『ノー』と言わずにやってみる」ことです。家系図の調査は、やってみなければ分からないことの連続です。家系によって残っている資料は千差万別ですが、可能性を信じて泥臭く動くことで、64年ぶりに生き別れたお母様と再会できたお客様や、400年前の武士のルーツに辿り着いたお客様がいらっしゃいます。この「可能性を諦めないリクルート精神」は、今も大切にしています。


Q企業としての最終的な目標を教えてください。

「100年続く企業」を目指しています。歴史を扱う私たちが、歴史の一部となることが重要だと考えています。データの蓄積により、異なる家系同士の繋がりが見えてくることもあります。そうした歴史のアーカイブを次世代に繋いでいくインフラになりたいですね。また、お墓じまいが増える現代において、墓に代わる「精神的な拠り所」として、すべての家庭に家系図がある文化を作っていきたいです。


Q今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。

本を出版したいと考えています。家系図の調査を通じて見てきた、数々の感動的な「家族の物語」を世の中に届けたいです。また、子供たちが自分のルーツを誇りに思えるような絵本作りにも挑戦したい。家系図を、より身近で温かいものとして広めていきたいですね。


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