映像制作
ドラマの脚本執筆

Q事業内容を教えてください。
現在は、「企業イベントのプロデュース」「映像制作」「ドラマの脚本執筆」の3つを軸に活動しています。
イベントに関しては、主に企業の社内イベントがメインです。例えば、社員のモチベーションを高めるための表彰式や、全社が一丸となるためのキックオフ、さらには周年記念パーティーなどですね。プロジェクトごとに最適な専門家を集めるチーム体制をとっており、私自身は全体の設計や演出、そして映像や言葉を用いたストーリーテリングの部分を担っています。
Q起業までの経緯を教えてください。
実は、もともと「経営者になりたい」という志向は全くなかったんです。両親がともに経営者だったので、身近すぎる存在ゆえに憧れもありませんでした。
きっかけは、会社員として働く中で「自分は何のために働いているんだろう」と自問自答したことです。私の本当の望みは、中学校の頃に読んだ漫画『バクマン。』に憧れて以来ずっと抱き続けてきた、「作家として生きる」こと。その時間を120%確保し、誰にも邪魔されずにクリエイティブに没頭できる環境を作るにはどうすればいいか。
「自分の時間を切り売りしてお金をもらう」という会社員の構造から抜け出し、自分らしい生き方を実現するための手段を考え抜いた結果、行き着いたのが「起業」という選択肢でした。
Q企業理念の決め手を教えてください。
弊社のビジョンは「エンタメを通して社会を明るくしたい」というものです。
今の日本は、どこか他人の失敗を叩くような、少し窮屈で「つまらない社会」になっていると感じることがあります。私自身、過去に愛犬との別れなどで深く落ち込んだ経験があるのですが、そんな絶望の淵から救ってくれたのは、やはりエンターテインメントの力でした。
一瞬でも笑える、生きるのが楽しいと思える。そんな心の灯火を、イベントや映像という形を通じて一人でも多くの人に届けたい。それが私の原動力です。
Q今までで一番辛かったことを教えてください。
前職のイベント会社時代、仕事の忙しさ自体は苦ではありませんでした。週に数日会社に泊まり込み、土日も現場という生活でしたが、それは楽しかった。
本当に辛かったのは、「何のために頑張っているのか」が分からなくなった時です。
会社が口では「クリエイティブ」や「ビジョン」を掲げていながら、実際の会議で議論されるのは利益率や予算規模の話ばかり。もちろん経営として利益は大切ですが、情熱が置き去りにされている状況に違和感と、ある種の絶望を感じていました。
「この集団に憧れを持てない」と確信してしまった時が、精神的には一番きつかったですね。だからこそ今は、自分自身が納得できる「目的」を何よりも大切にしています。
Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。
「目的と手段の一致」です。
例えば、「イベントをやりたい」「動画を作りたい」という相談を受けても、詳しく話を伺う中で「それならイベントじゃない方がいいですよ」とお伝えして、お断りすることもあります。
映像やイベントは広告費と同じで、使わなくて済むなら企業の利益として残すべきものです。目的が「社員のエンゲージメント向上」なのか「経営方針の浸透」なのか。そのゴールを徹底的に深掘りし、手段が先行しないよう、常にお客様と同じ方向を見ることを意識しています。
Q企業としての最終的な目標を教えてください。
子供が夢を見れる社会にすることです。
最近の調査で、小学生がなりたい職業の1位が「正社員」だったというニュースを見て、大きなショックを受けました。これは子供の問題ではなく、夢を持っていない大人が増えているからだと思うんです。
私は幼少期、作家になりたいと言って大人に否定され続けてきました。そんな「夢に蓋をされる」経験を、次の世代にはさせたくない。まずは私自身が事業や生き方を通して「大人になるってこんなに楽しいんだ」「夢を追うのはワクワクするんだ」という背中を見せることで、社会に希望を提示していきたいと考えています。
Q今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。
作家としての時間を最大化し、自分自身のコンテンツを世に送り出していきたいです。今は受託案件が中心ですが、今後は自分が企画・脚本を手がけるドラマや映画を精力的に発信していきたいですね。
特に挑戦したいのは「1回目より2回目、2回目より3回目に見る方が面白いミステリー」です。
私が愛してやまない映画『ターミナル』のように、内容をすべて理解できない子供ですら魅了され、大人になっても何度も見返したくなる。そんな全世代に愛される普遍的なストーリーを形にすることが、今の私の大きな挑戦です。

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