ホテル・旅館向けGEOサポート
全業種向け採用広報担当者向けGEO研修

Q事業内容を教えてください。
地方創生事業として観光庁の事業を継続しています。また、2026年4月の創業時より、生成AIエンジン最適化(GEO)サービスを提供しています。GEOとは、ChatGPT・Perplexity・Google AI Modeなどの生成AI検索に、ホテルや旅館が推薦・引用されるための最適化施策です。具体的には、ホテル・旅館に特化したGEOサポートと、全業種を対象とした採用広報担当者向けのGEO研修です。研修においては、厚生労働省のリスキリング補助金を活用し、中小企業であれば75%の助成が受けられるメニューも用意しています。当初はAIソロプレナーとして従業員を雇わず、バックオフィス業務はAIに任せることを想定していましたが、専門的なスキルが必要な分野では業務委託も柔軟に活用していく方針です。
Q起業までの経緯を教えてください。
起業のタイミングを慎重に測っていました。特に、生成AIエンジン最適化(GEO)という新しい概念やサービスが、大手企業によって提唱され始めたことで、市場に参入する機会が生まれたと感じました。AIの進化スピードは非常に速く、これ以上時期を遅らせると選択肢が狭まるという危機感から、2026年4月の起業を決断しました。この判断は間違っていなかったと考えています。また、弊社のウェブサイトもAIを活用して制作しており、Claudeのようなツールが業務効率化に不可欠であると実感しています。
Q企業理念の決め手を教えてください。
会社名「Terrace Roots」には、弊社の企業理念が込められています。弊社の主要サービスは、ホテルや旅館のブランドストーリーを深く掘り下げ、外部メディアを通じてその魅力を発信することです。この「ルーツ」は、どの施設にも存在する独自の歴史や文化、そしてそこに込められた想いを辿るという意味合いを持っています。一方、「テラス」は、かつて比叡山の中にあるホテルで長く勤務していた経験に由来します。比叡山の教えである「一隅を照らす」という言葉は、「自分の持ち場で最善を尽くせば、社会全体が明るくなる」という考え方を示しています。私自身の比叡山での経験がルーツとなり、この社名に決定しました。私たちは、インタビューを通じて施設の「ルーツ」を掘り起こし、その魅力を「テラス(照らす)」ことで、輝く施設を増やしていきたいと考えています。
Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。
仕事を行う上で最も大切にしているのは、入念な事前リサーチです。キャリアの後半でマーケティング部門に長く在籍し、リサーチの重要性を痛感しました。打ち合わせやご提案に臨む際は、徹底した下調べを行い、お客様にとって最適なソリューションを提供することを心がけています。自分のプロダクトやスキルを押し付けるのではなく、お客様の状況を深く理解した上で、真に価値のある提案をすることがプロフェッショナルとしての責務だと考えています。
Q企業としての最終的な目標を教えてください。
企業としての最終目標は、分散化観光の実現を通じてオーバーツーリズムの解消に貢献することです。ここでいう「分散化観光」とは、AIが生成する観光情報を活用することで、特定の人気観光地への集中を避け、地方の隠れた魅力を持つ施設へ旅行者を自然に誘導する考え方です。現在、定番の観光地に集中しすぎていることで、旅行者と地域住民の双方が満足できない状況が生まれています。AIを活用して観光情報を分散化させることで、人々が多様な地域へ足を運び、結果として観光地の混雑緩和を目指します。特に、地方の現状は深刻であり、空き家率の高さや若年層の流出といった課題に直面しています。文化的に価値のある場所が失われることのないよう、地方の魅力を広く発信し、観光を通じて仕事と賑わいを取り戻したいと考えています。この目標達成のためには、私一人の力では限界があるため、志を同じくする仲間を集めるか、あるいはメディアを通じて影響力を持つ発信者となることを目指しています。星野リゾートの星野代表もGEOの重要性を提唱されており、私もその一翼を担える存在になりたいと願っています。
Q今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。
観光事業に携わっていることもあり、個人的には日本全国47都道府県すべてを訪れてみたいという目標があります。仕事を通じて、まだ見ぬ地方の魅力を発見し、それを発信していくことができればと考えています。これまでは西日本を中心に、一部北海道へも足を運びましたが、北日本、東北、そして北関東といった地域にはまだ訪れる機会がありません。これらの地域にも足を運び、新たな可能性を見出すことにチャレンジしたいです。

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