企業の未来を強くする

Q事業内容を教えてください。
一言で言えば、「経営陣の右腕として、企業の価値を世の中に正しく届けるための戦略立案から最終的な制作までをトータルで伴走すること」です。私は長年、トヨタのハウスエージェンシーでクリエイティブディレクターを務めてきました。そこでは単に見栄えの良い広告を作るのではなく、ビジネスとしての効果を出すことが強く求められます。現在の事業もその経験を活かし、以下の3つのステップを一貫して行える点を強みとしています。
・ 経営の上流情報の把握
売上目標や宣伝活動費に対する利益率など、ビジネスの根幹となる数字や経営目標をしっかりと理解します。
・ 生活者目線への「翻訳」
企業が言いたいことではなく、生活者に「受け入れられる企業の価値」は何かを見極め、世の中に響く言葉や形へと設計し直します。これが私の得意とする「伝わる設計」です。
・ 最適な手段でのアウトプット
テレビCMなどの映像制作に限らず、PR活動やイベントを通じた体験設計など、目的に合わせた最適な手段を選び、最終的な形になるまでディレクションします。
つまり、単なる外部の制作会社としてではなく、企業の【CBO(クリエイティブ・ブランディング・オフィサー)】のような立ち位置で、経営に直結するコミュニケーション支援を外部ブレーンとして行っているのが私たちの事業です。
Q起業までの経緯を教えてください。
大きく2つの理由があります。
1つ目は、素晴らしい商品やアイデアを持つ企業が、世の中にうまく伝わらないまま消えていってしまう現状をどうにかしたいという思いです。「起業して3年続けばすごい」と言われる時代ですが、価値を正しく世の中に伝えることができれば、5年、10年と長く生き残れる企業はもっと多いはずです。良い会社を未来に残すための支援をしたいと考えました。
2つ目は、前職で培った経験を、他の企業様にも還元できるのではないかと考えたからです。一般的な代理店のクリエイティブディレクターはテレビCMなどの表現活動に特化することが多いですが、私の場合は売上や事業全体の責任を背負って上流からアウトプットまで、仕事をしてきました。この大企業で得た知見は、他社の成長にも必ず活かせると確信し、独立を決意しました。
Q今までで一番辛かったことを教えてください。
この業界に入ってからの最初の10年間は、本当に辛かったですね。
もともと私はアートディレクターを目指して業界に入ったのですが、当時は自分が作ったものが世の中にどう響いているのかも分からず、先輩からは理由も分からないまま厳しいダメ出しをされ、「自分で考えろ」と突き放される日々でした。まさに修行期間です。
しかし、その時に「なぜダメなのか」を限界まで考え抜いた経験が、現在の私の大きな引き出しになっています。あの時に数え切れないほど思考を巡らせたからこそ、深く戦略を組み立てる力が培われたのだと、今になって感謝しています。
Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。
企業を生活者の価値観の中まで落とし込み、彼らと同じ立ち位置になることが大切だと思っています。それを私たちは「友達コミュニケーション」と言っています。
昔は企業が多額の予算をかけて広告を打ち、情報を届ければ売れる時代でした。しかし今はSNSが普及し、個人が発信する時代です。従来のやり方をしていても、生活者の心には絶対に届きません。
大切なのは、企業が生活者と同じ目線に立ち、仲間や友達として認めてもらうことです。「私たちが作ったものを買ってください」ではなく、「私たちもこの商品が大好きで、こんないいところがあるんです。一緒に熱く語り合いましょう」というスタンスをとる。この目線の合わせ方こそが、今の時代におけるコミュニケーション設計の要だと考えています。
Q企業としての最終的な目標を教えてください。
具体的な売上目標や、何社と契約するといった数値的な目標はあえて持っていません。それよりも、「キイロテントウと組んで良かった」「一緒にやって商品が売れるようになった」と喜んでくださる企業様を一つでも多く増やすことが最終目標です。
私はクライアントにとって単なる外注先ではなく、共に戦う【共闘者】でありたいと常に考えています。
経営者というポジションは、孤独に悩みを抱えている方が非常に多いです。だからこそ、私たちが共闘者として横に立ち、一緒に企てを行い、世の中をあっと驚かせるような仕掛けを作っていきたい。社会に対して企業の良さがきちんと伝わり、企業の未来が強くなること。これが弊社のチャレンジであり、企業価値を社会に伝わる状態へ翻訳することが役割だと思っています。

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