合同会社いばしょ

自ら考え、動く人たちの
「いばしょ」をつくる
代表岡田 仁
合同会社いばしょ
営業プロセス改善支援
営業組織へのAI導入支援
新規事業・MVP開発支援

Q事業内容を教えてください。

現状の事業内容としては、営業プロセスの改善支援と、営業組織へのAI導入支援という2軸をメインに走らせています。そのほかに、新規事業開発やMVPのプロダクト開発の支援、自社でのプロダクト開発も行っています。
支援させていただいている会社様は、大体年商1億円から20億円くらいのレイヤーが中心です。規模感でいうと、営業人材が5名から20名くらい、業務委託を含めるともう少し多いボリュームゾーンの会社様が、プレイヤーからマネージャーに上がるタイミングや、社長がマネジメント権限を委譲するタイミングで課題を抱えやすいと感じています。新人がすぐ辞めてしまう、営業メンバーが育たない、根本的に営業マネジメントができないといった問題を抱えていらっしゃる方に、特に価値を感じていただけているのではないかと思います。
一般的な営業支援はリード獲得の部分を支援する会社様が多いと思うのですが、私自身、サラリーマン時代も独立してからも営業組織の立ち上げをBtoB・BtoC問わず経験してきましたので、営業マネージャーの代行に近いイメージでご支援させていただいています。本来であれば雇いたいポジションだと思うのですが、そうした人材がどこにいるかという問題や、高額な報酬を支払わなければならないというボトルネックがあり、また一般的に言われる営業理論や組織構築の方法がその企業に当てはまらないケースも多いので、各社の商材・顧客・組織に合わせて設計するのが当社のサービスです。
すでにリードや顧客接点はあるものの成約に至らないというケースはかなりお力になれますし、社内にすでにある成功パターンがまだ新人や経験の浅いメンバーでも再現できるレベルまで、言語化しきれていないケースも実際に沢山あります。社長お一人で営業されていて、それが当たり前のようにやっていることだと思っている中に、実はキーポイントとなるプロセスが隠れていることもあり、そこを言語化して落とし込んでいく面白さがあります。


Q起業までの経緯を教えてください。

私は高校を卒業してすぐに、大手の工場で働き始めました。祖父母に育てられた身で、祖父母がパン屋を営んでいた苦労もあってか、大手か公務員のどちらかに就職しなさいという教育を高校生の頃から受けていて、深く考えずに大手に入ったのが最初でした。
ただ、1日13時間ほど働くような不規則な勤務が続く中で、このまま働き続けている自分の将来に危機感を覚え、1年で退職しました。祖父母に言われていた「公務員」という選択肢を考え、公務員専門学校に入りましたが、そもそも公務員になりたいというモチベーションがあまりなく、1年ほどで受験した1つの試験も面接で落ちてしまいました。
どうしようかと悩んでいたちょうどその頃、当時2年ほど付き合っていた結婚を考えていた彼女と別れ、悔しさから真剣に自分のキャリアを考え始めたのが、20歳頃でした。周りを見返したい、営業ができる人は強いんだという思いから、独立して自分で商売をやってみたいと考えるようになり、そこから「売る力」を鍛えられそうな営業会社を探し、通信系の会社から独立した方が立ち上げた急成長中の営業会社に入社したのが最初のきっかけです。
そこからずっと独立したいという思いを抱えながらいろいろな会社に携わらせていただきました。教育系ベンチャーの創業メンバーとして急成長に携わったり、Web制作会社に2人目のメンバーとして入り、上場企業案件の複数獲得や地方からメンバーを集めて組織化したりする経験を積む中で、自分自身の世界観や社会的な価値をきちんと作りたいという思いが強くなっていったのが、独立の最終的なきっかけだったと思います。関わらせていただいた経営者の方々を見ていて、数字を優先するあまりお客様に価値をうまく届けられていない場面に出会うこともあり、自分はちゃんと価値を感じてもらえる商品をお届けしきるところまでやりたいと思い、自分で事業を始めることにしました。特別な決め手があったというよりは、退屈さや、人とのやり取りの中で「これは自分でやったほうが早い」と考える時間がコロナ禍で長くなっていったことが大きかったと思います。
その後、Web制作の需要が落ち着いていく中で既存のやり方にこだわってしまい、事業がうまくいかなくなって一度、事業継続を断念し、会社を倒産させた経験があります。そこから事業再生の案件に携わる機会をいただき、財務・マーケティング・営業・採用・人事まで全域を担当してV字回復を実現させた経験の中で、一番手応えを感じたのが営業プロセスの改善支援でした。この経験がきっかけとなり、現在のサービスを立ち上げようと決意しました。会社自体は2024年に設立していて、最初は箱だけを先に作り、そこからキャッシュエンジンとなる事業として、今期から営業組織の改善事業をスタートしています。


Q企業理念の決め手を教えてください。

企業理念は、一言で表すと「いばしょをつくる」というものです。自ら考えて自分の意思で動き、それぞれの得意なことや思いを持ち寄って、社会に価値を生み出せる場所を作りたいという思いから来ています。
イメージとしては、学校の放課後に友達と「こういう遊び方をしたら面白そうじゃない」と話して、すぐに実行してみるような感覚に近いです。大人になるとそういう発想があっても現実的でないと諦めてしまうことが多いと思うのですが、それを自律分散型の組織のなかで実現できないかと考えています。何かのアイデアや課題意識、思いを持った複数の人が集まれば、こうすればビジネスになるのではないか、こうすればお客様が喜ぶのではないかという会話の中から価値が生まれる、そういう社会を作りたいと思っています。
会社として一社の売上規模だけを追うというよりも、合同会社いばしょという会社があり、その周りに子会社やパートナー様といった集合体が広がっていくようなイメージに近く、まだ構想段階の部分もありますが、環境づくりそのものに価値があると考えています。


Q今までで一番辛かったことを教えてください。

一番辛かったのは、やはり会社の倒産です。会社自体は小規模だったのですが、本当に感情で意思決定をしてしまっていたなと思います。採算が合っていない体制を早い段階で見直すべきだったのに、関係性や相手の生活を考えるあまり、契約や役割の見直しを先送りしてしまいました。
自分の中に「客観的に道筋を立てて、いくつかのパターンを試していく」という良さがある一方で、そこに近しい友人や知人が絡んでくると、情が入ってしまうという弱さもありました。それが1番の失敗要因だったと思います。最終的には彼らにも去られてしまい、倒産に向けてお金をかき集めなければならない中で生活費も払えなくなり、家族にも大きな心配をかけ、周囲にも人がいなくなり自分自身も孤独を感じる時期がありました。
その中でも、もう返さなくていいからと50万円をくださったある経営者の方がいて、それには本当に心を打たれて泣いてしまいました。その方にはいつか必ず恩返しをしたいと思っています。


Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。

大切にしていることは、遊び心を持って視野を広げることです。他社の経営会議に出させていただく機会も多いのですが、どうしても目の前のことにフォーカスが当たってしまい、見たくないものを見ないようにしてしまうことがあります。そうではなく、経営者の方々が見えていない部分を客観的に提示し、一緒に検証する、体験してもらうことを心がけています。
また、接点を持たせていただいた方には、必ず何かしらの価値を還元したいという思いを常に持っています。一度きりお会いしただけの方であっても、何か貢献できないかを考えるようにしています。これは自分自身が過去にきつい思いをしてきた中で、手を差し伸べてくれる人、ちゃんと見てくれている人がいることのありがたさを実感してきたからだと思います。


Q現在の企業課題/事業課題について教えてください。

現在は営業組織改善事業の立ち上げ期で、まず支援事例をさらに積み上げながら、提供モデルの標準化を進めています。そのため直近では新たに支援先を3社程度に絞って増やしつつ、価値を創出しながら標準化を進めていきたいです。冒頭でお話しした「いばしょをつくる」という思想を自律分散型で実現するには、まずキャッシュエンジンとなる事業をしっかり作っていくことが最優先の課題です。


Q企業としての最終的な目標を教えてください。

最終目標としては、自律分散型の組織の中で、一人ひとりが自分の意思や得意を活かして選んだ事業に挑戦し、それぞれの事業が社会に価値を生み出している状態を作りたいと思っています。AIによって「どう作るか」のハードルが下がっていく時代だからこそ、何を作るか以上に、「なぜやるのか」「誰のためにやるのか」「何のためにやるのか」を大切にしたいと考えています。そうした価値観を持つ人たちが集まり、それぞれの意思から新しい事業や価値が生まれ続ける会社にしていきたいです。そのためには原資も必要ですし、自社のメンバーやパートナー様に信頼される会社になる必要もあると思っています。


Q今後、個人としてチャレンジしたいことを教えてください。

昨年、TOSという病気の手術を経験したことをきっかけに強い体を持ちたいと思うようになりました。ベンチプレス・デッドリフト・スクワットの合計重量を競うパワーリフティングという競技に興味を持ち、今トレーニングに励んでいます。まずは体重70キロで合計500キロを超えることを目標にしていて、その中でもまず第一目標としてスクワット200キロを目指しています。
もう1つ別軸で取り組みたいのは、自分のアイデアをAIを使ってアプリ開発に落とし込んでいくことです。自分で生み出したプロダクトを一つ育て、数億円規模の事業売却まで持っていけるような、社会的価値のあるアプリケーションを作りたいと思っています。これは会社としての取り組みにもつながっていく話ですが、目的としては「いばしょ」を作るための原資にしていきたいと考えています。


Q今後、知り合いたい事業内容や会社様について教えてください。

まずは営業にお悩みのある会社様です。年商1〜20億円程度、営業組織5〜20名程度で、社長や役員が今も重要商談や営業マネジメントから抜けられていない企業様。営業メンバーによって成果にばらつきがある、新人が育つまでに時間がかかる、営業の型が言語化されていない、といった課題がある会社様とはぜひお話ししたいです。売り込みというよりは相談ベースで、いろいろな会社の営業組織を見てきた経験をもとに情報共有ができればと思っています。
また、私自身が子育て中ということもあり、パパ・ママ経営者の方や、トレーニングをされている経営者の方ともつながりたいですし、アイデアが浮かんだらすぐに実行に移すようなスピード感のある経営者の方とは、特に相性が良いのではないかと感じています。

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