AIアプリ・AIエージェント開発(DeepNote/Rumi)
携帯販売代理店との提携による独自流通

Q事業内容と強みを教えてください。
私たちは、コンサルティング事業とAI開発事業という2つの軸で事業を展開しています。
コンサルティング事業では、大手通信会社様や財務系のコンサルティング会社様、AIエージェントを手がける企業様に対して、企画支援や決算まわりの財務支援、法人営業支援などをご提供しています。もう一方のAI開発事業では、AI議事録サービス「DeepNote」や、AIコンシェルジュ「Rumi」、食事管理AIツールなど、実際にプロダクトとして市場に届けるところまで手がけています。
弊社の強みは大きく分けて2つあると考えています。
・スピード感
他社様であれば2〜3ヶ月かかるようなAIシステムの開発を、私たちは1〜2週間で形にします。組織の規模が大きくない分、少数精鋭のメンバーで動けることが、このスピードにつながっています。
・ローカル実装によるセキュリティへの対応
企業様がAI導入を検討される際に必ずといっていいほど挙がるのが、情報セキュリティと、社員全員が実際に使いこなせるかという2点です。クラウドのAIプロバイダーに依存してしまうとセキュリティ基準をコントロールしきれない部分が出てくるため、私たちはローカルLLMからクラウドまで、案件に応じて実装できる体制を整え、ローカルでの実装を基本軸にしています。
流通の面でも独自の工夫をしています。AIアプリは今や誰でも作れる時代になってしまったからこそ、「どう届けるか」が重要だと考え、携帯電話の販売代理店様と提携し、独自の流通経路を確立しました。
Q起業・入社したきっかけを教えてください。
新卒で入社したマーシュという会社で、何十億円規模のポテンシャルを持つビジネスを一人で考え、社内を説得して大手企業様への提案まで持っていき、受注につなげるという経験をしました。この頃から、企業に近い動き方に強く惹かれていたのだと思います。
その後、保険分野に強みを持つコンサルティングファームということで、PwCジャパンの部署にスカウトいただきました。保険会社を中心とした金融機関様や大手IT企業様に対して、規制対応や財務、サステナビリティに関する分析・支援を行っていました。
ただ、コンサルティングという仕事を続ける中で、どうしてもクライアント様のご意向に依存せざるを得ず、「ノー」と言えない場面があることに、経営という観点での限界を感じるようになりました。ちょうど同じ頃、AIが業界を大きく変えていく兆しを感じており、コンサルティング自体もAIに置き換えられていくのではないかという危機感もありました。それなら自分自身がAIの側に振り切って、会社を立ち上げてみようと決意したのが、起業のきっかけです。
現在はまだ設立から1年に満たない状況で、私自身も28歳と、社会人としての経験は3年ほどです。ただ、その中身は決して薄いものではなかったと思っています。
Q企業理念の決め手を教えてください。
社名である「NEXT STANDARDS」そのものが、私たちの理念です。「新しい常識を作る」という考え方を込めていますが、あえて複数形にしているのは、「新しい常識をひとつだけでなく、複数作っていく」という意味を持たせたいと思ったからです。
AIによってさまざまな業界が変わろうとしている一方で、製造業や建築、不動産といった業界には、まだまだ根強い規制概念が残っています。そうした既成概念を壊しながら、業界がより発展していくためのサービスを作り、現場に届けていくことを、私たちの理念としています。
Q今までで一番辛かったことを教えてください。
PwC時代、グローバルで見ても最大規模のクライアント様を担当したことがありました。あるとき、そのクライアント様は「A」を実現したいとおっしゃっている一方で、実際には「A」の実現とは矛盾する「B」という選択をされている状況がありました。私は「Aを実現するためにはBを手放すべきだ」と主張したのですが、その意見は当時の上司には受け入れてもらえませんでした。
正直、なぜ理解してもらえないのか、自分の中で全く納得ができませんでした。組織の中でのしがらみや関係性があったのだと思いますが、この経験は今でも強く印象に残っています。
だからこそ今の会社では、誰でも私に対して自由に意見を言える環境を意識してつくっています。自分が経験した「意見を受け止めてもらえない辛さ」を、仲間には味わわせたくないという思いがあります。
Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。
基本的には、お金の規模に関係なく、いろいろな企業様や個人の方々に貢献できることであれば何でもやりたいというスタンスでいます。
ただ一方で、「魂は売らない」ということも同じくらい大切にしています。プライドや、自分たちが大事にしている思いを犠牲にしてまでお金を取ろうとはしたくありません。あくまで、自分たちがやりたいと思えるビジネスをやる、というところは譲らないようにしています。
社内では、誰でも自由に意見を言えるオープンな環境を大切にしています。
Q企業としての最終的な目標を教えてください。
会社としては、5年ほどを目安に上場を目指したいと考えています。
そのために今、力を入れて取り組んでいるのが、いわゆるFDE(現場に入り込んでAIエージェントやシステムを構築していく形)です。建築、製造、不動産、人材紹介といった、これまで築いてきたコネクションを活かしながら、実際に現場に入り込んで一緒にシステムをつくっていくことに、今まさに取り組んでいます。
Q今後、知り合いたい事業内容や会社様について教えてください。
業界は特に絞っていません。AIを使った何かしらのシステムを作りたいと考えている企業様や、すでにChatGPTやClaudeのような汎用的なAIをお使いではあるものの、自社の業務に合った形でうまく使いこなせていない、自社特有の課題を抱えている企業様と、ぜひお話しできればと思っています。
そうした課題に対しては、私たち自身が現場に入り込んで仕組みをつくり、アジャイルにどんどん改善を重ねながら、実際の導入まで一気通貫でお手伝いすることができます。ここが私たちの強みでもあり、少人数だからこそ、他社様よりもかなり低いコストで実現できると考えています。

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