対話から未来を
経営者コーチング

Q事業内容と強みを教えてください。
現在は、会計士としての経験を生かして、経営者の方々の経営支援をしています。会計や税務に携わる人は、データや数値をもとに論理的に考えることが多いと思いますが、私はどちらかというと人が好きで、経営者の方やそこで働く人との関係や対話を大切にしています。
実際にお客様とお話ししていると、じっと話を聞いているときの方が、相手が喜んで話してくださっている気がします。「それってどういうことですか」と聞くと、ご自身で考えて答えにたどり着いていかれることが多いんです。数字が分かる立場だからこそ、ビジョンや理念だけでなく、売上や利益、資金の状況といった数字を交えながら対話できることも、特徴の一つだと思います。マンダラチャートを使って目標を見える形にし、行動に落とし込んでいくお手伝いをすることもあります。
Qコーチングを始めた経緯を教えてください。
もともと、自分自身がコーチングを受ける機会をいただき、実際に体験したことが、コーチングを始めるきっかけになっています。管理職になったタイミングで、会社が用意したプログラムで1年ほどコーチをつけてもらったのですが、最初は「知らない人とミーティングするなんて」と正直面倒に感じていました。それが何度か話していくうちに、社内の上司や研修とは違う、外部の人だからこそ気楽に話せる感覚があり、すごく良かったと感じるようになりました。
そのコーチから教えてもらったのがマンダラチャートです。大谷翔平選手が使っていると聞いて興味を持ち、自分でも真似て書き始めました。真ん中に目標を置き、周りに行動目標を書いて、それを継続していくことで、何かに向かっている感覚を持てるようになりました。この良かった経験を自分も誰かに伝えたいという思いが根底にあり、今までの経験とコーチングで得た経験を混ぜる形で動き出したのが経緯になっています。
Q企業理念について教えてください。
「自分に関わる全ての人の役に立つ」ということを、理念の一番上に置いています。それ以上の定義はあえてしていません。自分に関わりのある人の役に立てればいいという思いが、今の自分の大前提になっています。これは、コーチングを受けていたときに「君はどう生きたいんだ」と問われ、悩みながら書いた言葉です。これまで企業にいる方々や、一緒に仕事をするスタッフの両方に向き合ってきましたが、常に「彼らに何かできないか」と考えてきたことが背景にあると思います。
Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。
人と人との関係を大切にしています。ビジネスとビジネスの関係であっても、結局は人と人なので、立場上やらなければならないことがあっても、お互い人であることを忘れずにいたいと思っています。雑談もしますし、趣味の話や食事に行くこともあります。お互いを知りながら、やるべきことはきちんとやる。そのために、お互いが外側、つまり共通の課題の方を向いて話す姿勢を大切にしています。
Q今までで一番辛かったことを教えてください。
いくつかターニングポイントがありました。1つは大学に入学した時です。地元を離れ、友達が誰もいない状態からどうやって輪に入っていくかを考えた経験は、知らない世界でもがいた瞬間だったと思います。もう1つは、会計士試験のために1年間無職だった時期です。大学の同級生がみんな働いている中で自分だけ勉強を続けていて、受かる保証もない中での劣等感のようなものがありました。
社会人になってからは、海外とのやり取りが多い企業を担当していた時期が印象的です。英語ができないまま、初めてチームマネジメントも経験することになり、日中はチームのマネジメントをしながら、土日に個別の仕事をするような時期もありました。当時は本当にきつかったのですが、今振り返ると最高の経験をさせてもらったと感じています。
Q企業としての最終的な目標を教えてください。
今は3つの軸を考えています。1つは経営者層に対して、専門家としての能力やコーチとしてのスキル、人間性を高め、より良い支援者になること。もう1つは、1人でできることには限界があるので、経営者を支援する人たちのネットワークやコミュニティを作り、そこから良い人材が育っていくこと。そして最後に、経営者も支援者も、最終的には肩書きを外した「個人」としてどう生きたいかという話に行き着くので、その個人としてのキャリアや人生にも向き合っていきたいと考えています。経営者、支援者、個人という三角形のバランスを取りながら事業を展開していくことが、今の最終目標です。
Q今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。
お互いに共感できる仲間が増えたらいいなと思っています。また、少し先の未来として自分が何をしたいかを考えていて、1つは地元である佐賀県に何か貢献できないかということです。もう1つは、海外でコーチングができないかということです。英語は勉強中ですが、京都に住んでいると外国の方と接する機会が多く、自分も海外に考え方を発信したり、海外から学んだことを自分のコミュニティに還したりできたら面白いだろうと感じています。
Q今後知り合いたい事業内容や会社様を教えてください。
数値的な目標だけでなく、自分自身の夢やビジョン、ミッションを持っている経営者の方々と知り合いたいです。BtoBかBtoCかはあまり問いません。どんな事業であっても、最後は誰かが使うものなので、突き詰めれば全てBtoCだと思っています。企業の歴が浅く、これから伴走しながら一緒に歩んでいける方や、2代目として新しいものと向き合っている経営者の方にも、お役に立てることが多いと思います。

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