仮説検証でPMFへ
戦略・戦術の設計図と手順書作成
MVP作成と仮説検証支援
PMF後の施策設計

Q事業内容を教えてください。
弊社はマーケティング戦略の策定を中心に、お客様の事業成長を支援しています。一般的な「実務代行」とは一線を画し、より上流工程である「戦略・戦術の設計図と手順書」を作ることが主な役割です。
特に多いのは、投資会社様からのご紹介案件です。投資から3〜4年が経過し、スケールに向けた打ち手が見えず成長が停滞している企業に対して、課題を整理・可視化し、成功要因を再定義します。多くの企業は、先に商品・サービスを作り、後から顧客を探す「プロダクトアウト」になりがちです。そこで私たちは、徹底した顧客理解のためにファクト(事実)を集め、次の点を順に検証します。
未解決の課題は何か
その課題に解決の余地があるか
その課題を抱える企業・人はどのくらいいるか(市場規模)
自社の強みを活かして解決できるか
そのうえで、課題解決策としてのMVP(検証用の最小プロダクト)を作成し、リーンスタートアップの手法で、インタビューやアンケートなどからフィードバックを収集します。仮説検証を繰り返しながら商品・サービスを磨き込み、PMF(プロダクト・マーケット・フィット)へと導きます。
PMF後は、ターゲット顧客のペルソナを作成し、「いつ課題を認識し、どのように情報収集し、購入に至るのか」さらに「ロイヤリティを持って継続購入するまで」をカスタマージャーニーマップに整理します。そこから、具体的なタッチポイントやコミュニティなどの施策に落とし込んでいきます。
近年はAIも活用し、ペルソナの思考をシミュレートするボットを構築するなど、より精度の高い戦略立案にも取り組んでいます。
Q起業までの経緯を教えてください。
原点は、キャリア初期に在籍した大手機械工業系の金型部品を扱うBtoB通販会社での経験です。少数精鋭のチームで、既存のインフラを活かしながら異業界で新事業を立ち上げる――そんな刺激に満ちた環境でした。私はそこで、著作権フリーの素材集など、印刷会社の制作部門やデザイン会社のDTP周りに向けたハード・ソフトの通販事業の立ち上げに関わり、ゼロから30億円規模へ成長させるプロセスを体験しました。
その後は、大手通信会社のグループ会社で新規事業の立ち上げに携わり、さらにマーケティングファームの役員として、大手医薬メーカーのマーケティングや化粧品メーカーのブランディング支援も担当しました。こうした経験を重ねる中で、「自分の責任で、いつもワクワクする事業づくりを続けたい」という思いが強まり、独立を決意しました。
来年で20期目を迎えますが、戦略のシナリオを描き、お客様に喜んでいただくことへの情熱は、当時から少しも変わっていません。
Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。
「お客様を、自分たちの信念に基づいて選ばせていただく」ことです。これは傲慢な意味ではなく、お互いがパートナーとして対等に向き合い、共に成功を目指せる関係性を重視しているからです。
誰でもお受けするのではなく、弊社のバリューが最大限に発揮できるフィールドはどこか、そして志を共にできる方は誰かという評価軸を大切にしています。人との繋がりを重んじ、深い信頼関係の上で仕事を進めることが、最終的に最高の結果を生むと確信しています。
Q現在の企業課題/事業課題について教えてください。
現在弊社は「自律型分散組織」という形態をとり、高い専門性を持つメンバーがフラットに集まるプラットフォームのような運営をしています。
課題としては、こうした組織形態ゆえの「不確実性」です。個々のモチベーションやライフステージの変化によって、コミットメントの度合いが変わるリスクは常にあります。私自身も年齢を重ねる中で、この体制をどう継続・発展させていくか、あるいは次世代にどう繋いでいくかという点は、将来的なテーマだと考えています。
Q今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。
1年半ほど前から、上場企業の非財務(サステナビリティ)情報の開示支援を行う企業の顧問を行う中で、「社会課題の解決」という領域に強い関心を持つようになりました。具体的には医療、児童福祉(療育)、農業といった分野への取り組みに関わっております。
現在は、現役のドクターと連携した遠隔診療の仕組みづくりや、ADHD・自閉症スペクトラムのお子様を支援する児童福祉施設のサポート、さらには寄付やクラウドファンディングを循環させる経済モデルの構築などを構想しています。
「好奇心」を原動力に、経済的便益と社会的便益を両立させる仕組みを一つでも多く作り上げたいですね。

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