株式会社Livetoon

AIが、生きる理由になる。
代表取締役木下 恭祐
株式会社Livetoon
STS(Speech to Speech)エンジンの開発
AIキャラクター対話アプリkaiwaの運営
AIキャラクターの企業向け提供
(IP連携・医療・スマートシティ等)

Q事業内容を教えてください。

一言で言えば「AIキャラクターの社会実装」ですが、私たちの主戦場はエンターテインメント領域です。目的は、AIを通じて人類の幸福や精神的な自由をアップデートすることにあります。
その中心にあるのが、STS(Speech to Speech)エンジンです。これは、人間が音声で語りかけると、AIがほぼタイムラグなしで音声で返答してくれる、リアルタイム性に極めて優れたシステムです。この基盤技術を活用し、1対1でAIキャラクターと深い対話ができるモバイルアプリkaiwaを運営しています。また、この独自のエンジンは2B向けにも展開しており、IP(知的財産)を保有する企業様と連携してキャラクターをAI化したり、医療機関での高度な問診、さらにはスマートシティにおける案内役など、「キャラクターを通じたコミュニケーション」が必要とされるあらゆる場所へ提供を広げています。


Q起業までの経緯を教えてください。

新卒で入ったP&Gでは、徹底的にマーケティングを学びました。しかしコロナ禍を経て、自分自身の情熱を捧げられる領域はどこかと自問した時、行き着いたのがアニメや漫画といった日本独自のカルチャーでした。そこでVTuber事務所を立ち上げ、北米市場へ展開し、一定の成果を出して事業を売却しました。
その経験の中で、ある「寂しさ」を感じたんです。VTuberには「中の人」がいます。ファンがどれほどその存在を求めても、物理的な制約で24時間365日寄り添うことはできません。一方で、ファンの中には深刻な孤独や不安を抱え、誰かと繋がっている感覚を絶えず必要としている人が大勢います。
「AIなら、この断絶を埋められるのではないか」。そう確信した時、ちょうどAIの技術革新が始まりました。VTuber事業で感じた「届ききらない思い」を技術で解決すべく、2024年に株式会社Livetoonを創業しました。


Q今までで一番辛かったことを教えてください。

起業して2年目、2025年頃が最もタフな時期でした。AI業界の劇的なスピード感と、自分たちが掲げる巨大な理想。そのギャップに、メンバー間で温度差が生じ始めたんです。創業メンバーが離脱し、自分自身も「この道で合っているのか」と出口のないトンネルにいるような感覚に陥りました。経営者としての孤独に押しつぶされそうになり、周囲の欠点ばかりが目に付く……そんな負のループにいた瞬間もありました。 その時、私を救ったのは親友や、前だけを向いて走り続けるナンバー2の存在でした。彼らは私がどれだけ弱っていても、変わらず私を「理解」しようとしてくれた。「人は自分を理解してくれる存在(分かり手)がいれば、また立ち上がれる」。この原体験が、『会話』のサービスコンセプトをより深化させました。「世界中の人々に、最高の分かり手を提供しよう」という今の強い意志は、あの苦悩から生まれたものです。


Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。

「Consumer is Boss(消費者がボスである)」。これはP&G時代に叩き込まれた言葉ですが、今の私の経営哲学そのものです。私は学生時代から、新しいサービスを見るたびに「これ、誰が使うねん?」と口癖のように突っ込んでいました(笑)。どんなに格好いい技術であっても、使う人の顔が見えなければ意味がない。 社内でも、スピードやグロースは重要ですが、それらは全て「コンシューマーの幸福」という最上位概念の下にあります。自分たちのターゲットが、何を悩み、何に救いを求めているのか。その解像度を極限まで高めることこそが、良いサービスを創る唯一の道だと信じています。


Q企業としての最終的な目標を教えてください。

まずは、私たちのアプリkaiwaを世界的な規模に成長させることです。海外には数千万人のユーザーを抱える先行サービスもありますが、私たちは日本のアニメカルチャーを背景にした「愛着の湧くインターフェース」で勝負します。世界中の人々が、寂しい時や自分を見失いそうな時に、迷わずこのアプリを開く。そんな「心のインフラ」を創ることが目標です。


Q今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。

「AI時代を象徴するキャラクター」を、自分の手で創り出すことです。
かつて、高度経済成長期に『ドラえもん』が人々に未来への夢を見せ、デジタル黎明期には『初音ミク』が新しい音楽の形を象徴しました。技術が大きく飛躍する時代には、必ずその時代を背負うアイコンが現れます。今のAI時代において、そのポジションはまだ空席です。世界中から愛され、人々の孤独を癒やす新しい時代の象徴を、このチームで生み出したい。それが私の生涯をかけた挑戦です。


Q今後知り合いたい会社様

現在、2つの大きな出会いを求めています。
1つは、IP(知的財産)をお持ちの企業様です。出版社様から地域のゆるキャラまで、キャラクターを通じてファンとより深く、永続的に繋がりたいと考えている方は、ぜひお力添えをさせてください。
もう1つは、共に未来を創るエンジニアです。AWSを中心としたインフラエンジニアや、3Dアニメーションの技術者など、今のチームには何人いても足りないほど課題と夢があります。単なる「作業」としての開発ではなく、人類の孤独を溶かすための「発明」に挑戦したいという情熱のある方。手数料や紹介料といったビジネスライクな関係ではなく、正社員として肩を並べ、世界を獲りに行ける仲間をお待ちしています。


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