映像で実現する
広告・採用動画制作
マニュアル動画制作

Q事業内容を教えてください。
基本的には法人様向けの映像制作を行っており、広告動画や採用動画、また名古屋という土地柄もあってマニュアル動画のご依頼をいただくことも多いです。
強みと言えるかどうかは分かりませんが、私自身はクリエイター出身ではなく、仕事を辞めてから映像を覚えたタイプです。もともと大企業向けのルート営業をしていたので、企業様がどういうところでつまずくか、資料のどこが役員から突っ込まれやすいかといったポイントが感覚的に分かることが、強みになっているのかなと思っています。また、編集だけでなく撮影も自社で対応できる点も強みです。AIの時代になって編集自体はAIでできる部分も増えてくると思いますが、企画や構成といったロジカルな部分は最後まで人の手に残っていくと考えています。
二次受けの仕事も多いのですが、自分たちだけが儲かればいいとは考えておらず、プロジェクト全体でお客様にもきちんと利益が残るように、価格の設計についてこちらから提案することを大切にしています。そういうことを言う制作会社はあまりないようで、元請けの代理店様から「今まで言ってくれる人がいなかったから嬉しい」と言っていただいたこともあります。エンドのお客様と直接やり取りする際も、対面でお会いすることをできるだけ意識しています。特に愛知県は対面の文化が根強く残っている土地だと感じていて、実際にお会いすることが次のお仕事につながることも多いです。
Q起業までの経緯を教えてください。
もともとトヨタ系の会社で法人営業をしていましたが、その後、教育担当のような部署に異動になり、お客様と話す機会が減ってしまいました。仕事自体に少し物足りなさを感じ始めていた頃、副業として何かを始めようと考え、企業塾に通ったりアフィリエイトやブログを書いてみたりと、いろいろ模索していた時期がありました。
そんな中、30歳になる少し前に、父が58歳でがんで亡くなりました。サラリーマンの定年は60歳と言われる中で、父はその年齢を迎えることなく亡くなってしまったという事実に強い衝撃を受け、自分もやりたいことに一度挑戦してみようと思い、会社を辞める決意をしました。
辞めた後もすぐに映像の道に進んだわけではなく、しばらくはいろいろなことを試していたのですが、知人が1人で映像制作の会社をやっていて、その方から撮影の手伝い(最初はモデル役)を頼まれたことがきっかけで、映像の仕事の面白さに気づきました。そこから機材を自分で揃え、独学で編集を覚え、少しずつ案件を受けられるようになり、今の事業につながっています。法人としてきちんと立ち上げたのは、インボイス制度への対応がきっかけでした。法人向けに仕事をしている以上、体制を整えておいた方がいいと考えたためです。実際に法人化してからは、名刺交換の際の相手の反応や信用面での違いを強く実感しています。
Q企業理念の決め手を教えてください。
現在の企業理念として掲げているのは「お客様の想像を実現する」ということです。私たちの仕事は映像制作を基本としていますが、お客様が頭の中に持っている、まだ言語化しきれていないイメージをきちんと汲み取り、形にしていくことが自分たちの役割だと思っています。それを実現できたときに、世の中が少し変わっていくのではないかという思いで取り組んでいます。
最近は、製造業や建設業といった特定の業界に特化した映像制作会社としての見せ方も検討し始めています。会社としてどこに強みを持たせていくかという方向性も、理念とあわせて今まさに育てている最中です。
Q今までで一番辛かったことを教えてください。
一番大きかったのは、知人から紹介いただいた営業会社様とのお取引です。最初はきちんとお支払いをいただけていたのですが、途中から未払いが発生するようになり、最終的に180万円ほどが回収できないままになってしまいました。その会社様は後に集団訴訟のような状態になっていたと聞いています。この経験で初めて、弁護士のような専門家の力を借りる必要性を実感しました。
もう1つ印象に残っているのは、社会人になりたての頃、50人ほどの前でほとんど準備をせずにプレゼンをして、頭が真っ白になり何も話せなくなってしまった出来事です。それ以来しばらく人前で話すことがトラウマのようになってしまったのですが、この経験から「段取り8分」という言葉の意味を身をもって理解し、準備を徹底することの大切さを学びました。撮影データがSDカードのトラブルで一時開けなくなり、データ復旧ソフトを使って何とか救出したという冷や汗をかいた経験もあり、こうした失敗の1つひとつが今の仕事の丁寧さにつながっていると感じています。
Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。
仕事において大切にしているのは、関わってくださった方に幸せになってもらいたいという思いです。自分を通して「良かったな」と思っていただけるように、常に相手のために何ができるかを考えながら行動しています。
この考え方を持つようになったきっかけは、以前、知人から「人が見ていないところに気づく力があるね」と言われたことでした。自分ではそれまで特に意識していなかったのですが、そこから自分の強みなのだと自覚するようになり、人と深く関わるような仕事が自分に向いているという結論に至りました。
Q企業としての最終的な目標を教えてください。
最終的な目標としては、上場のようなことは特に考えていないのですが、愛知県、東海地区の中で「あの会社を知っている」と言ってもらえるような、認知度の高い企業になりたいと思っています。金額の目線でいえば、いずれは10億円規模を目指したいという思いもあります。
映像制作そのものは、私にとってはあくまで手段だと考えています。時代の変化とともに、社名から「印刷」や「製版」といった言葉を外す会社が増えているように、事業のかたちは変わっていくものだと思っていて、制作だけにこだわらず、いずれは違う事業も組み合わせながら、知られている企業を目指していきたいと考えています。
Q今後、個人としてチャレンジしたいことを教えてください。
個人としては、まだ訪れたことのない国々を見てみたいという思いがあります。世界には190か国以上あると言われていますが、自分がこれまで訪れたのは10数か国ほどです。最初に入った会社がグローバルに展開している企業だったこともあり、当時抱いていた「もっと世界を見てみたい」という思いが、今もずっと心の中に引っかかっています。健康なうちにしかできないことでもあるので、死ぬまでにできるだけ多くの場所を訪れたいと思っています。
Q今後、知り合いたい事業内容や会社様について教えてください。
希望としては、より大きな企業様と直接お取引をさせていただきたいという思いが強くあります。信用の面でハードルがあることは理解していますが、そうした実績を積んでいけるように取り組んでいきたいです。
また、年齢に関係なく、志やベンチャー精神を持った企業様、経営者様とはぜひお会いしてお話ししたいと思っています。そうした方々から刺激を受けて、自分自身のマインドをさらに高めていきたいと感じています。

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