REBON

仕事は天命だから
迷わず、面白がって生きる
しなやかボディメーカー藤原 美紀子
REBON
パーソナルトレーニング
医療連携・身体調律

Q事業内容と強みを教えてください。

個人事業として「REBON」という名前で活動しています。パーソナルトレーナーとして19年目、体のケアをお伝えする仕事をしてきました。今の拠点は二つあります。一つは東京・大塚にある完全プライベートサロンで、予約制で1対1、その方のためだけに時間を使う、本当にプライベートな空間です。
もう一つは水天宮にある心療内科のクリニックで、「身体調律士」として自費診療の施術をさせていただいています。歪みを取るケアが中心で、診療を受けてくださっている患者様が、ご自身の心と向き合い、処方などを経て、次のステップとしてもっと自分の体に向き合いたいと思われたときに、運動療法という形でお役に立てる環境を整えています。医療と運動療法をつなぐ場所を持てていることが、今の私の強みだと思っています。


Q起業に至るまでの経緯を教えてください。

社会人時代、第一生命で、法人営業を担当していました。当時の主力商品は素晴らしい保障のついたものでしたが、健康状態に少しでも不安があると、一番入ってほしい35歳から45歳くらいの、お子さんを育てながら頑張っているサラリーマンの方に入っていただけないことに悩みました。守りたい人に売れないなら意味がないと思ってから、営業の成績が落ちていき、結局その仕事を辞める決断をしました。
そこから、体を見る仕事がしたいという思いでパーソナルトレーナーの世界に入りました。当時は体育会系の厳しい世界で、OL上がりの私は正直いじめの対象のような立場でしたが、がむしゃらに努力を重ねて3年ほどで経験を積み、表参道のサロンに移りました。そこで3.11が起こり、お腹の子を守りたい一心で避難し、出産後は自宅サロンという形でトレーナーを再開しました。子どもを背負ったままトレーニング指導をしていた時期もあります。
その後、子どもの成長に合わせてオンライン対応、出張トレーナー、そしてレンタルサロンの立ち上げへと挑戦しましたが、場所を一つ運営していくことは簡単ではなく、一度撤退を経験しました。その経験があったからこそ、今は信頼できる方のサロンをお借りしながら、さらに医療連携のクリニックで働くという今の形に出会うことができたのだと思っています。


Q今までで一番辛かったことを教えてください。

第一生命で働いていた頃、思うように仕事がうまくいかなくなり、ひどく心が沈んでいた時期がありました。当時は「死にたい」と口にしてしまうほどで、自分が自分でなくなっていたのだと思います。後から周りにとても心配をかけていたことを知り、それがつらかったです。
立ち直るきっかけになったのは、当時から付き合っていた今の旦那さんの言葉でした。「お願いだから、もう嫌なことはしないで」と本気で懇願されたとき、自分が一番大事に思っている人をこんなに辛い思いにさせてしまってはいけないと気づきました。自分のことをちゃんと考えてあげなければ、大事な人を悲しませてしまう。それを教えてもらったのが、あの出来事だったと思っています。


Q仕事を行う上で大切にしていることを教えてください。

一言で言うなら「自己表現」です。自分がなぜ生きているのか、社会や相手に対してどう表現するか。それはもう、やめられないものだと思っています。天命だと思ってやっています。
お客様との関係でも、一方的に私が良くしてあげるという感覚ではなく、関わることで私自身も必ず良くなっていく、お互いの成長、お互いの実現だと思っています。その方と関わることで、その方も幸せになり、私も幸せにさせていただける。だからこそ、一生のお付き合いになることが多いのだと思います。


Q現在の企業課題/事業課題について教えてください。

自分のメソッドをもっと多くの方にお伝えしたいという思いが強すぎて、気がつくと一人で突っ走り、体を壊してしまうというのを、もう20年近く繰り返してきました。仲間を集めても、気力や体力の差から、同じテンションで続けていくことが難しく、気づくと一人になっている、ということを何度も経験しています。
これからは、一緒のテンションで走ってくれる人だけで小さくまとまるのではなく、それぞれがしっかり自立して活動している方たちと、その時々でパッとつながってプロジェクトのように動いていけたらと思っています。継続的に一つのことをやり続けるのではなく、面白がれる形で誰かと組んでいく。そんな仕組みを作っていくことが、今の課題だと感じています。


Q企業としての最終的な目標を教えてください。

第一生命時代に感じていたのは、福利厚生として社員の体のケアを考えてくださる会社様があれば、そもそも、保険でなくても人を守れるのではないかという根本的な考えです。会社の規模は大きくなくても構いません。社長様がいて、社員の方が何年か働いているような、いろいろな業態の会社が、福利厚生として私たちのようなセラピストに体のケアを委託してくださるのが当たり前になる世の中を、日本につくりたいと思っています。それは私一人の手柄である必要はなく、社員を大事にするのが当たり前の日本であってほしい、という願いです。


Q今後個人としてチャレンジしたいことを教えてください。

私は「チャレンジ」と意識すると途端にやる気を失ってしまうので、大きい小さいに関係なく、面白がれることをやってみたいと思っています。例えば、以前からイルカと泳ぎたいと思っていて、その話をいろいろな人にしているうちに、沖縄に住む仲良しのお姉様が「来年計画しよう」と言ってくださり、沖縄行きが決まりました。
一人でもくもくと決めてやるのではなく、誰かと一緒に面白がりながら縁をつないでいく。そうやって人生そのものを面白がっていきたいと思っています。


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