未来へ繋ぐ挑戦
アグリジャパン
ドローンを活用した災害協定
SNSを活用した農業経営コンサルティング
農業従事者向け補助金・融資サポート

Q事業内容を教えてください。
農業を軸としながら、多岐にわたる活動を展開しています。主軸であるみかん栽培に加え、ドローンを活用した災害協定の締結や、SNS等を活用した農業経営のコンサルティングを行っています。また、農業従事者向けの補助金や融資に関するサポート事業も手がけており、農業者が持続可能な経営を行えるような仕組み作りを支援しています。
Q起業までの経緯を教えてください。
大きな転機は2020年のコロナ禍です。当時、実家のみかん園で大切に育てたみかんが大量廃棄されるという事態を目の当たりにしました。それまで親は美味しいみかんを作ることに心血を注いでいましたが、販売方法についてはJAや卸売市場への出荷が中心でした。しかし、注文がストップしたことで売る術を失ってしまったのです。
「売らなければお金にならない」という現実と、これまで一生懸命作ってきたものが廃棄される悔しさ、そして農業の将来に対する強い危機感を覚えました。農家がどんどん減り、高齢化も進む中で、このままではいけない。自分で販売経路を開拓し、継続できる農業を作らなければならないという使命感に駆られ、公務員を退職して起業する決意をしました。
Q企業理念の決め手を教えてください。
自然豊かな大地を後世に残し、未来ある子どもたちを食で元氣にする。
私が幼い頃に育った環境が影響しています。決して裕福とは言えない家庭環境でしたが、家族の愛情と、自分たちで育てた農作物があったからこそ、貧しさを感じずにすくすくと育つことができました。
今の社会では格差が広がり、安心安全な食にアクセスできない子どもたちも増えています。そんな中で、未来を担う子どもたちには、食べ物を通じて辛い思いをさせたくない。自分たちが育てた美味しい食材と、生産者の愛情を届けることで、子どもたちを元氣にしたい。農業に深く携わる中で、その想いがより一層強くなり、この理念を掲げるに至りました。
Q今までで一番辛かったことを教えてください。
やはり、2025のみかん園での被害です。ビニールハウス内に野生の猿が侵入し、収穫直前のみかんを大量に食べられてしまいました。丹精込めて育てた果実が、半分だけ食べられて捨てられるという惨状を目の当たりにし、大きなショックを受けました。しかし、この経験を通じて野生動物との付き合い方や対策の重要性を痛感しました。現在は、犬を配置するなどの対策を講じることで、被害を防ぎながら共存の道を探っています。
Q仕事を行う上で大切にしている事を教えてください。
「感謝」です。農作物は人間が作るのではなく、あくまで自然が作り出すものです。私たちはその成長を少しサポートさせてもらっているに過ぎません。自然の恵みへの感謝、そしてその作物を手にしてくださる方々への感謝、すべてに対して謙虚な姿勢でいることを常に忘れないようにしています。台風でビニールハウスが被害に遭った際も、改めて自然の力の大きさと、自分たちがいかに微力であるかを思い知らされました。その微力を最大限に活かし、どう作物を守り、育てるかに全力を尽くしています。
Q企業としての最終的な目標を教えてください。
みかん園に「農業テーマパーク」を作ることです。子どもも大人も一緒に農業の楽しさを体験し、一日中遊んで、美味しいものを食べて笑顔になれる場所を作りたいですね。そして、単なる農家としてではなく、若手農家の育成や、行政経験を活かした仕組み作りを通じて、農業に投資することで循環し、誰もが持続可能な農業を営めるような新しい仕組みを構築していきたいと考えています。
Q今後個人としてチャレンジしたい事を教えてください。
妻と共に「日本一周」の旅をしたいですね。まだ行ったことのない土地を巡り、各地の美味しいものを食べ歩きながら、その土地の生産者さんたちと交流したいです。その中で新たな仲間を増やし、食材を全国に届けられるような繋がりを深めていければと思っています。

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